近所で見かける野生のメダカ。
でもそれはメダカじゃなくてカダヤシかもしれませんよ。
という話の続きです。
カダヤシというのは簡単に言うとグッピーの仲間です。
これが蚊の幼虫であるボウフラを食べる、つまり「蚊絶やし」というわけですね。
名前がダジャレになっているんですけど、アメリカメダカと言ったりもするみたいです。あんまり聞きませんけどね。
ちなみに英語だとモスキートフィッシュです。これはそのままという感じがしますね。
このカダヤシを、外国から持ってきてあっちこっちに放したんです。蚊を絶滅させるために。
そしたらメダカが絶滅しそうになったっていうね。
まあ、メダカが絶滅しそうになった原因はカダヤシだけではないですけどね。
メダカが絶滅しそうになっていると聞くと、何とかしなければって思う人間が出てくるんですけど。
何処かから買ってきてなのか自分で繁殖させて増やしてなのかは知らないけど、
とにかく大量に放流しちゃえ。って考える人間がでてくるんです。
で間違えてカダヤシを大量に放流しちゃう。っていうね。
本当なんですって。
メダカとカダヤシっていうのは似てるんですね。ものすごく。
普通用水路とかにいる場合、僕達人間はメダカやカダヤシを上から見るわけです。
上から見た場合、メダカとカダヤシというのはほとんど区別がつきません。
横から見ると、全然違います。水槽に入っていたりして横から見ることがもし出来れば
メダカなのかカダヤシなのか、ひと目でわかります。
だけどそもそも、メダカのよく似たカダヤシという魚がいるんだよ、ということをほとんどの人が知らない。
知らないから、その辺を泳いでいる小さい魚はみんなメダカだと思ってしまうんですね。
カダヤシという魚は、特定外来生物に指定されています。許可無く売ったり飼ったり逃したりすると、罪になる。ということですね。
ここから余談になりますけど、メダカとカダヤシはまったく別の種類です。という話があるんですね。
メダカはダツ目でカダヤシはカダヤシ目だから。というわけです。
ところがこのカダヤシ目。少し前まではメダカ目と呼ばれていたんです。
こうなると、少し事情が変わってきますよね?
この辺りの事情について、次回もう少し考えてみたいと思います。
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